STAGEA
250tRS FOUR V HICAS |
'02年1月26日パパスカのミッションブローがきっかけで、実家に新しいお友達がやって来ました。 当時、スカイラインはV35にバトンタッチした後だったので、「R32 TypeM → R33 TypeM → R34 GT-t」の流れを汲む直6搭載の”STD”スカイラインは存在していませんでした。(V35に乗り換え ることに抵抗を感じたいちばんの要因は、エンジン型式に”T”を含むエンジンを搭載していなかっ た点だった様子。)ということで後継ぎ選びは難航しましたが、最終的に候補に挙がったのは次の 3台でした。 (1)Y34グラツー@RB25DET (僕の”直6バカ”を理解してくれているCAのお兄さんがRB25DET車の見積りを持って来てくれま した♪ 嗜好を理解されていることは、すごく嬉しい・・・って買うのは僕じゃないのにね。) (2)R34 GT-t の中古車(ただし最終13年式に限る。ドア枚数は不問。) (3)M35ステージア 250t RS FOUR V HICAS その中から父が選んだのが(3)のステージアでした。快適志向のRX系ではなくスポーツ系のRS、 ナビを選ばずにHICASを選ぶところに、血縁関係を感じます。「かえるの子はかえる」ですね(@_@)。 | |
![]() ↑グッドデザイン賞受賞車。(パパスカと一緒!) |
↑とても快適な空間なのです。 |
![]() ↑なんとなく寂しいエンジンルーム。 | ||||
EXTERIOR V35、Z33、ティアナ・・・。縦長のライトを採用する、爬虫類系顔つきのクルマが増えてきましたが、 M35の顔つきは哺乳類系。フロントマスクに愛嬌を感じます。 パッと見で、”デカい!”と感じるボディサイズ(カッコ内はR32 4ドア比):4765[mm](+185)×1760[mm](+65)×1510[mm](+170)からは、「走るぞ!」という主張は感じられませんが、 R34までのスカイラインには無い雰囲気(大人向けというか、ちょっと高級な感じ)が漂っています。 ショルダーラインをリヤエンドまで残さないことでライバル(?)のボルボときちんと差別化。テールレンズが ピラーまで及んでいるデザインは嫌いですが、このボディカラーなら目立たないので良しとします。 今のところ、エアロパーツは未装着(パパスカも購入当時はエアロ無しでした)。 フロントバンパーにはリップスポイラ-が装着されていますが、やっぱり欲しいエアロフォルムバンパー。個人的には、 フロントバンパー/リヤバンパーは純正オプション、サイドシル/ルーフスポイラーはnismoの組み合わせが理想です(笑)。 ボディカラーは#AY2フレアレッド。初期のV35に設定されていた色と同じ赤です。R32(特に前期)でもそうでしたが、 カタログからではワインレッドの雰囲気が全く伝わりません。実車はキレイなメタリックなのに、カタログではソリッドカラーに見えてしまいます。 V35ではM/Cで設定が無くなったので、M/Cで設定が無くなる可能性大です。 |
INTERIOR RX系(セージ/エクリュ)とRS系(ブラック)、2種類の内装を用意するのはV35スカイラインと同じ。 運転席に収まる。R32に比べて乗降性がイイ分、着座点の高さに違和感を感じます。 シートについては、サイドサポートの張り出しが控え目で、感じとしてはR32後期のTypeX系シートに近い印象。 右側にタコ、左側にスピードメーターを配するインパネについては、8000[rpm]までしか表示が無い タコメーターに、やる気の無さを感じます。(レブリミッターは7000[rpm]で作動しました。) 余談ですが、VQ35DE搭載車(M35 アクシス350S、V35 GT-8、CPV35、Z33)でさえタコは8000[rpm]表示。 上まで回すのが楽しいNAエンジン。”普及版”エンジンならまだしも、VQ35DEはニッサンのフラッグシップ。もっと上まで回るエンジンに してください。 |
MECHANISM V型エンジン「VG」の後継となったVQエンジンは、ニッサンの中~高級クラスをカバーする、日産の主力エンジン。 スポーツ系エンジンの担当はVQ35DE。ただしV35やZ33だけでなく、エルグランドにも搭載されているのが、スポーツユニットとしての価値を 下げてしまっているような気がします(←エルグランドにRB26DETTを搭載しないでしょ?)。そんな中、VQ25DETはステージアのみに搭載される エンジン故、稀少性バッチリ。(VQ30DETは「1つ☆」なのに)☆がひとつも付かないことに対して、「手抜きじゃないの!?」と感じずには いられませんが・・・。 M/Cでは改良されて☆が付くか、それとも・・・。 エンジンを掛けて聞こえてくるアイドリング音は、残念ながら(直6の音よりも)軽々しいのですが、走り出してしまえば そんな不満はどこへやら。41.5kgmのバカトルクが、1500kg超の重たい車体をグイグイと引張っていきます直線では、どんなに頑張っても プーちゃん追いつけません。(ちなみにVQ30DETでは500[mmHg]だった過給圧は760[mmHg]に。) 足回りはターボ車/NA車共通。乗り心地重視の味付けなので、ロールは大き目です。ワインディングを楽しむなら、 エアロセレクション専用サスまたはS-tuneサスが必需品ですね。 ATは念願の”ガチャガチャ付き”ですが・・・。普通のATに比べれば楽しいかもしれませんが、シフト操作に対して ワンテンポ遅れてギヤが変わる感じ。シフトチェンジがホントに楽しいのは、やっぱりMTですね。 | ||||
●主要諸元
・グレード:250t RS FOUR V HICAS(5AT) ・型式:G-NM35(指定番号 11134) ・類別区分番号:129 ・類別:TLGPRSN-M35-UDA (スペック) ・全長×全幅×全高:4765mm×1760mm× 1510mm ホイールベース:2850mm ・トレッド(前/後):1505mm/1505mm ・エンジン:VQ25DET ”V6 ” DOHC engine with TURBO CHARGER ・総排気量:2495cc ・ボア&ストローク:85.0mm×73.3mm ・最高出力:280ps/6400rpm ・最大トルク:41.5kgm/3200rpm |
⇒ Apres la pluie…. |
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01 nismo ヴェルディナマフラー
20100-RNM55 角型デュアルのデザインが珍しい、nismoのヴェルディナマフラー。プーちゃんが装着したヴェルディナの 排気音を聞いた父が、対抗心を持ったからかどうかは知りませんが、いつの間にか装着されていました。装着したことで、V6エンジン 特有の”軽々しい”エンジン音が目立たなくなりました。排気音はプーちゃんのヴェルディナ以上に静かで、クルマ同様大人向けの味付けと なっています。パワーアップした印象は薄いけど、”でんでん虫”の効き(レスポンス)は良くなりました。 (14年7月28日) |
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02 足回り 標準装備 タイヤサイズは215/55R17。ボディが大きいので、17inchホイールは必須です。ブレーキはアルミキャリパー対向ピストン ブレーキではなく、普通のベンチレーテッドディスクですが、初期のペダルタッチは”ガツン!”と踏み応えのあるもの。余談ですが、 (ディーラーで試乗した)Z33@ブレンボの方がブレーキの効きは穏やかでした。「ブレンボ=ガツン!」というイメージがあったので、 ちょっと意外でした。 (ライン装着) | ![]() | ||||
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03 SUPER HICAS 標準装備 正直なところ、同じ車両でHICASの有無による違いを比較したことが無いので、HICASの貢献度は よく分かっていません。 R31のHICASから始まった日産4WSの歴史。現在の装着車はM35だけになってしまいました。将来的には 消え行く装備なのかもしれませんが、HICASが日産車の成長していく過程で欠かすことの出来ない存在であったことを信じています。 (ライン装着) |
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04 ATESSA E-TS 標準装備 R32 GTS-4/GT-Rで初めて採用された”ときどき4WD”。頻繁に作動するブースト計とは対照的に、フロントトルクメーターは ほとんど作動しません。唯一作動するのはマニュアルモードの1速スタートで、アクセルをベタ踏みした時。ブースト計とは異なる”ピコッ”って いう針の動きは、見ていて微笑ましいです(@_@)。 (ライン装着) | |||
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05 センターコンソール 標準装備 V35と共通のセンターコンソールには、ナビ(当該車両は未装着)、エアコン、オーディオが配されます。 センターコンソールはR32のように運転席側に傾いていないので、エアコンやオーディオを操作する時には体を起こす必要あり。 R32は手を伸ばすだけで”全ての操作”が可能。違うクルマを運転している時にも感じられる、R32スカイラインの「こだわり」にバンザイ♪ (ライン装着) |
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06 3連メーター 標準装備 右からブースト計、電圧計、フロントトルクメーターを配する3連メーター。スピードメーター同様にnismoから3連メーターが 発売中。エアロパーツ、マフラー、スポーツリセッティング・・・。M35のnismo製パーツは、R32以上に充実しています(悔)。 (ライン装着) | |||
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07 アルミペダル
46531-AB010 18016-AB010 R34用アルミペダルを装着したプーちゃんを見た父が羨ましそうにしていたので、誕生日プレゼント。M35のAT車には アルミペダル装着車両がありません(MT車のアクシス350Sには標準装備)が、Z33やCPV35には設定されているので、”ポン付け”可能でした。 オプションで設定されているnismoのアルミペダルよりもかっこいいと思います。なお、装着にあたっては2個の ブッシュ(18014-8H601、18014-AL505)が必要です。 (16年5月30日) |
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08 エンブレム(NISSAN CI) 標準装備 従来、車種によっては専用のエンブレム(例えばスカイラインのSマーク)が用意されていましたが、現在はすべて(?)の 日産車にCIマークが装着されます。日産ブランドの確立(ブランドイメージの統一)には一役買っていると思いますが、クルマが自己主張 できなくてかわいそうな気がします。CIマークの大きさも、ちょっと不満です(もう少し控え目の方がイイかなと)。 (ライン装着) |