S-tune Brake Pad！

　今回のお題は、「走る・曲がる・止まる」の”3拍子”の中の「止まる」。残量が少なくなったフロントブレーキパッドを交換しました。プーちゃん

のブレーキは、nismoの”ステンメッシュ”を投入したブレーキホースを除けばキャリパーもローターもパッドもノーマル。サーキットは走らない

”街乗り仕様”（←という割にはエアコン効かない）故、現在のブレーキの効きに対して特別な不満はありませんでした。また、社外品パッドに

対しては「”ガツン！”と”キーッ！”とブレーキダスト」の”3点セット”という思い込みがあったことも手伝って、当初はいつもどおりノーマルパッ

ドを装着するつもりでした。従って、S-tuneパッド装着にあたっては「ブレーキ性能改善のため」という目的があったわけではなく、あくまでも

”試食”でしたが、装着後の印象は思いのほか好感触。飼い主の思い込みは（イイ方に）ハズレました。

　制動力については、「ガツン！」という攻撃的なブレーキフィールは皆無であり、効きは至って穏やか。大きなノーズダイブを伴って、同乗者

を閉口させることもありません。鳴きも一切無し。スポーツパッドを装着していることを意識せずにブレーキ操作が可能、つまり扱いやすい。自

動車評論家の方のお言葉を借りれば「コントローラブル」といったところか。ただ、個人的にブレーキは「ガツン！」と効く方が好きなので、ノー

マル然としているS-tuneパッドはちょっと物足りないかも・・・。（「ガツン！」を望むならR-tuneパッドを選ぶべきですね、ブレーキ鳴くけど。）

↑オレンジ色のS-tuneブレーキパッド。

●nismo S-tune ブレーキパッド（F）

41060-RN25P

nismoの総合カタログでは「ブレーキダストの低減・鳴きの低減というストリート用として必要な快適性と、高速走行時の信頼性を両立した最高級ノンアスベストブレーキパッド。」と紹介されているS-tuneブレーキパッド。フロントだけS-tuneにしたら、ブレーキの前後バランスが崩れてしまう気がしますが、（R34以前の）”フロントヘビースカイライン”にとっては、フロントが効き過ぎるくらいで丁度イイかなと（笑）。強めにブレーキを踏んだ時に、今までよりもノーズダイブが大きい傾向が見られますが、（日常の）使い勝手は至って普通。ブレーキダストも水洗いでOKでした。

↑次回はコレです。

　プーちゃんの使用用途が街乗りであることを考えれば、S-tuneパッドの味付けは丁度イイのかもしれませんが、高いお金を支払った割には

感動は少な目なので、今回の採点は80点。

　S-tuneパッド装着により、nismoの言う「nismoのブレーキホースとR-tune、S-tuneブレーキパッドをセットで使用することにより、ブレーキシ

ステムをワンランクアップできます。」が体験できました（←ホントにワンランクアップしたのか？）。ブレーキ関連ではR34　GT-t／GT-V用ブ

レーキ移植やnismoブレーキクーリングエアガイド流用（ガイド本体を削ってあげれば、16inchホイールでも干渉せずに装着できるハズ）・・・ま

だまだ”試食してみたい”モノがたくさんありますが、多分ブレーキはコレでおしまい。次回はプーちゃんの社会復帰計画実施予

定です。（※今回の費用は点検・整備記録のページをご覧下さい。）